●その人にとって心地いい時間を
過ごしてもらう
どのような時間の過ごし方が心地いいかは、人それぞれ。規則正しく過ごすことが好きな人もいれば、毎日違うのが好きな人もいる。今日の心地よさと明日が違ってくることもあります。アート・オンでは、メンバーさんがどんな過ごし方をしたいのか、あせらずに、ひとりひとりをみつめ、寄り添います。そして、過ごし方が決まってからも、基本的には、指導・干渉はしません。その人らしく過ごすことは、その人らしく生きることだからです。
アート・オンのアートとは表現にとどまらない「生きる」こと。アート・オンは表現活動支援を得意とする通所事業所です。けれど、作品作りが主目的ではありません。絵が好きな人や、パフォーマンスの好きな人にはどんどんやってもらう一方で、一日中じっと椅子に座っていたり、窓に広がる青空を見たり、他のメンバーの様子を笑顔で見ていたり、気ままに時間を過ごしてもらえるようにも努めています。アート=「生きる」ことそのものだからです。